笠間焼 向山窯のうつわ

向山窯(こうざんがま)

向山窯(こうざんがま)さんは茨城県笠間市の窯元です。
国指定の伝統工芸士を数名含む陶芸家たちが、それぞれの個性を発揮して日々作陶。250年の笠間焼伝統工芸の精神と技術を継承しつつ、今のライフスタイル、食のシーンにフィットする新しい感覚の陶器も多く作られています。
当店では、向山窯の新シリーズ 薄くて軽い「ヘルッカセラミカ」をはじめ、「鎬」「粉引」など伝統的な技法のうつわ、土の素材を魅せる「焼締」シリーズなど、様々な魅力あふれる笠間焼をお取り扱いします。

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ヘルッカセラミカ

笠間焼窯元・向山窯さんのうすくて軽い笠間焼「ヘルッカセラミカ」シリーズの軽やかさを感じて頂くには、実際に手に取って貰うのが一番ですが、どのくらい軽いのか計ってみました。
同じサイズのマグカップ、従来品は269g、ヘルッカは154g、その差115g!
たかが115gと思われがちですが、毎日、食器棚から取り出す、食卓に並べる、片付ける、洗う、また仕舞う…。
繰り返し使うものですから、従来品より40%以上も軽い、その差は大きいと思います。

鎬(しのぎ)

土の素朴さがうっすらと見え隠れする鎬(しのぎ)の器は、表面の凹凸模様と土の肌触りが手に馴染み、自然と持ちやすい安心感が生まれます。
線の彫りは一見シャープな印象がありますが、焼成の加減で表面にほんのり温かみの茶やピンク系の色が現れるものもあります。
ひとつひとつ違う表情が魅力的です。

粉引(こひき)

粉引(こひき)のうつわは、時代を問わず人気があります。
一般的に、滑らかな表面、光沢の白、が粉引の特徴かと思いますが、向山窯さんの「手塗り粉引」は塗りの重厚感と細かな貫入が目を引きます。
当店の取り扱い商品には、一般的な「粉引」、「手塗り粉引」、「鎬×粉引」や「ラスター×粉引」などがございます。ぜひご覧ください。

ラスター

手塗りで重ねられた粉引きの優しい風合いと、ラスター彩が醸し出す落ち着いた輝き。
少しゆっくりと特別な時間を過ごしたい気分、そんな時におすすめのうつわを揃えました。
ちょっと贅沢なお酒を召し上がる時の酒器、カップ&ソーサーはお気に入りの珈琲やとっておきの紅茶をお楽しみいただけると思います。

蛍手(ほたるで)

透かし彫りを加えたところに、透明な釉薬を埋め込んで焼き上げる、「蛍手(ほたるで)」のうつわ。
陶器なのに透けるって、とても不思議だと思いませんか?
レースのように抜け感のあるデザインが魅力的ですが、テーブルに映る光や影を楽しめるものもあります。
 

焼締(やきしめ)

焼締(やきしめ)、ご存知ですか?
釉薬をかけずに「土」そのもの素朴さを活かしながら、高温で焼成することで磁器のような硬さも持ち合わせた陶器です。
土の素朴な優しさと、硬質な洗練さと同時に味わえる器。使っているうちに、色と艶に少しずつ深みが増し、趣きが変化すると言われます。